冬の気になる肌トラブルとは!?【原因と対策を把握して美肌を手に入れよう!!】
肌が老化しやすいといわれている冬。
けれども休暇中は、自分の肌とじっくり向き合うチャンス。
そこで本記事では肌トラブルの原因と対策ケアを紹介。
ふっくらとした健やかな肌で冬を越そう!
肌トラブルの原因は予想外のところにある
キメが整ってハリがあり、毛穴や色むらが目立たない…そんな肌にはあこがれますよね。
肌美人のあの人は、いったいどんなすごい化粧品を使っているのかと思いきや、
聞いてみると実は、ごく普通の化粧品だったりします。
では、女性を悩ませる肌トラブルの隠れた要因とは一体、何なのでしょうか。
タイプ①
「乾燥、かゆみ、ザラつき、湿疹や赤みなど」
隠れ要因・・・アレルギー
乾いた空気や睡眠不足による単なる乾燥ではなく、
アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質によっておこる乾燥があります。
角質が乾燥し、皮膚バリアが壊れはじめると、
今まで使っていた化粧品でもかゆみや湿疹などが出てしまうことも。
さらに、アレルギー体質の人は、
食物アレルギー、花粉症、喘息、アトピーなども複数のアレルギー疾患になりやすいです。
隠された要因に、
小麦やそば、たまご、牛乳などの食物アレルギーやスギ、ヒノキ、ヨモギなどの
花粉のアレルギーがあることがあります。
食べ物によってのどが「イガイガ」する、
花粉の飛ぶ季節に肌が荒れるなど思い当たる人は、アレルギーのテストをしてみてはいかがでしょう。
主な対策例
・皮膚だけでなく、部屋ごと保湿する
・スキンケアオイルはワセリンやスクワラン、ホホバ油
・アレルギー物質を特定して避けるようにする
・食用油はアマニ油、えごま油 青魚の脂
- リノール酸を含むサラダ油、マヨネーズを避ける
タイプ②
「ツヤがない、カサつく、かゆみ、黄くすみ、色黒、
口のまわりのニキビなど」
隠れ要因・・・胃腸や肝臓
肌の悩みの原因が実は内側にあったというのもよくあることです。
暴飲暴食、便秘など、胃腸にかかるストレスが多いほど、肌は透明感を失い、肌荒れやニキビなどのトラブルが増えるといわれます。
また、飲酒や喫煙で肝臓に負担があると、黄ぐすみ、カサつき、
かゆみなどが出ることもあります。
主な対策例
タイプ③「ベタつき、化粧崩れ、毛穴の開き・黒ずみ、ニキビ」
隠れ要因・・・肌フローラ(肌にすんでいる細菌の集団)
オイリー肌やニキビ肌についても原因が解明されつつあります。
肌には7~10種類の常在菌がすんでいます。
これらの菌は善玉菌と悪玉菌にわかれていて、
互いにバランスを保ち、肌フローラをつくっています。
このバランスが崩れて悪玉菌が増えるとベタつき、毛穴の開き、
ニキビなどが増えることがわかってきました。
主な対策例
- ・肌断食をやってみる(水だけ洗顔でスキンケアはせずに1~3日間)
- ・メイクが避けられない人は乳液タイプの肌に優しいクレンジング剤を使う
- ・どうしても油分を補いたいときはワセリンまたはスクワランを使う
- ・バランスの良い食事や禁煙をして、睡眠を十分にとる
タイプ④
「乾燥とベタつきが混合、色むら・赤み、敏感肌、洗顔後にピリピリ肌が突っぱる」
隠れ要因・・・スキンケア
肌のキメとは角質細胞の並びを表わしています。
サイズの揃った細胞がきれいに並んで、
角質層が厚みをもっている状態が最も望ましいとされています。
洗顔やお手入れで擦り過ぎがあると
直後はツルツル感がありますが、その場限り。
実は角質層が薄すぎて危険な状態です。
肌は自らを守ろうと皮脂分泌を活発にするので,毛穴が開き、
部分的なオイリー肌になったり、皮膚の細い血管が透けて見え、色むらが出たりします。
洗顔後にピリピリ感や突っぱり感がある人は要注意です。
主な対策例
- 突っぱり感がある場合は、治るまで水だけ洗顔、肌断食を
- 洗顔はベビーソープや泡で洗うタイプに切り替え、肌を絶対に擦らない
- 毛穴の汚れは自然に排出されるまで無理にとらない
- アルコールフリーの化粧水や乳液に切り替える
肌の乾燥は老化やバリア機能低下の原因に
乾燥した肌を放っておくと、肌ダメージが蓄積して老化に繋がります。
乾燥による肌のターンオーバーが悪くなることで、くすみやざらつきがひどくなります。
ターンオーバーの乱れが長く続くと、シミになってしまうことも。
また、肌の水分量が少なくなることでハリが低下し、
皮膚の薄い目もとや口もとに細かい小ジワができます。
この時点では表皮までのシワですが、そのまま放っておくと、
しっかり真皮まで刻まれたシワになってしまう危険性があります。
さらに乾燥はニキビや敏感肌にも影響大。
肌の水分量が少ないと、皮脂の分泌が増えます。
すると皮脂を食べるアクネ菌などの雑菌が増えて、ニキビや皮脂かぶれの原因になります。
また、乾燥によりバリア機能が低下すると、ほこりやダニ、花粉などの異物が通過しやすくなるため、肌は敏感になり、かゆみ、赤み、湿疹、アレルギーなどの原因になるのです。
乾燥肌の対処法~スキンケア編
(1)乳液クレンジング
クレンジング乾燥肌の人や、冬場乾燥がひどくなる人は、
オイルタイプでなく乳液タイプのクレンジングがおすすめです。
オイルタイプは、メイクを落とす力が強い半面、皮脂も奪いやすくなるため、
乾燥を誘発しやすい一面があります。
(2)保湿外側から徹底的に保湿ケアをする習慣をつけましょう。
毎日の保湿ケアが、水分の蒸発を防いでなめらかな肌を守ってくれます。
化粧品は、ヒト型セラミド配合など、保湿力の高いものを選びましょう。
化粧水で肌に水分をたっぷり与えた後は、乳液やクリームで肌にフタをして、
水分が逃げないようにお手入れをします。
(3)洗顔後、入浴後のケアが大切
洗顔後や入浴後は、肌の水分や皮脂が奪われている状態にあります。
タオルで軽く押さえて水気を拭き取ったら、すぐに保湿ケアを行いましょう。
洗顔後、入浴後5分以内に保湿ケアをすることが大切です。
(4)ニキビの原因も、乾燥かも!?
「ニキビができているから」と、ベタつき予防のために保湿を簡単に済ませるのはNGです。
乾燥が原因でニキビや吹き出物ができていることもあります。
きちんと保湿を行なうことが、ニキビや吹き出物などの肌荒れを守る重要なポイントなのです。
(5)お肌のためにもしっかり入浴
入浴で全身の血の巡りをよくすることが、
末梢臓器である皮膚へと栄養を行き渡らせることにつながります。
「面倒だからシャワーで済ませよう」と思わずに、
肌のためにもしっかりと入浴する方がいいでしょう。
リラックス効果やストレス解消効果も高まりますよ。
まとめ
肌の乾燥には正しいスキンケアと、
規則正しい生活、バランスのとれた食事が大切です。
体の健康がお肌の健康にもつながります。
30代、40代は、ヘルシーな生活を心がけましょう